先日、広島市のk様のご依頼にお伺いさせて頂きました。
※投稿についてk様 了承済
ミックス犬のロンちゃん。
k様は12年程前に愛犬(ポメラニアン)を亡くされました。
愛犬を亡くされて、もうワンちゃんは家族として受け入れないと
思われていたそうです。
それから1年後にお友達と一緒に行った保護施設で「ロンちゃん、マロちゃん」に出会いました。
男の子の兄弟でしたが、マロちゃんは片耳が「1/3」しかなく全く聞こえない子でした。
恐らく「野良犬」時代に虐待を受けていたのではと施設の方が言われていたそうです。
k様のお友達は、この施設で猫ちゃんを新たに家族として受け入れる手続きで来られ、
k様は付き添いだったのですが、家に帰っても「マロちゃん」が気になって仕方がなかったそうです。
翌日にご主人とマロちゃんに会いに行き、数週間後に新しい家族として受け入れたそうです。
しかもマロちゃんだけでは兄弟がかわいそうなので「ロンちゃん」と一緒に。
散歩に行っても、お庭で遊んでいても「耳の聞こえないマロちゃん」は危なっかしい子でしたが、
必ずロンちゃんが口でマロちゃんを安全な所へ誘導してくれてたそうで、兄弟一緒で
本当に良かったと思っていたそうです。
「ロンちゃん、マロちゃん」が来て約10年、ロンちゃんは「虹の橋」を渡りました。
ロンちゃんが亡くなった時に「奇跡」が起きました。
ロンちゃんの容態が悪くなり、マロちゃんとは別の部屋で看病をされていました。
ロンちゃんは亡くなる数分前に一言だけ鳴いたそうです。
そしたら、別の部屋にいた、耳の聞こえないマロちゃんが走って寄り添ってきたそうです。
しかもご火葬中も、いつも全く鳴かないマロちゃんがずっと鳴いていました。
兄弟愛って、本当にすごいと感じました。
帰り際にマロちゃんを「抱っこ」させて頂きました。
少し華奢な体型でしたが、k様のおかげでものすごく人懐っこい子に成長してました。
マロちゃん!
マロちゃんをずっと支えてくれてたロンちゃんの分まで長生きしてk様をいつまでも
楽しませてあげてください。
ロンちゃん!
もうマロちゃんは大丈夫!
安心してください。
心からご冥福をお祈り申し上げます。